日本音楽即興学会(JASMIM)2009大会報告



'Approaches from dance to musical improvisation: Repeat'


角正之SUMI Masayuki(D.C.P〈ダンスキャンププロジェクト〉主宰)

歳森彰TOSHIMORI Akira(ジャズピアニスト)


【概要(大会抄録記載)】


「身体だけではダンスにならない。ダンサーが身体把握するためには、音楽を感じ、感じさせることが必要だ(角)」とすれば、逆に音楽演奏にとっても、動きを感じ、感じさせることが必要なのだろうか?ダンスワークショップと音楽演奏ワークショップを対比させることで、ダンスから音楽即興へのアプローチを試みる。


即興を対象化して論理的に追求するためには、自由に即興するだけではなく、形式、構成にも手を伸ばしたい。例えば、スコア、作曲、振り付けである。一つの取っ掛かりとして「リピート:反復」を取り上げる。短時間のパフォーマンスを即興リピートする。


即興は場を必要とする。まず、場を含みこまないで、ある技術面のみのリピートは、今の場合、脇に置きたい。ところで、場とはなんだろう?そのリピートがどのような成果を持つかによって、場の性質があらわになるかも知れない。あるパフォーマンスをリピートすることで、時間をさかのぼって場を成立さすかもしれないし、フレーズを成立さすかもしれない。


いろいろなリピートを認めることができるか?赤ちゃんや子供はリピート(まねること)によって体験・学習しているだろう。舌足らずな発音でのリピート、子供っぽい動作でのリピート、それらの繰り返しにより学習していく。


何をどのようにリピートするかによって、いろいろなリピートがあるだろう。そこにはいろいろな形式・構成があらわれるだろう。


ワークショップの具体的方法

(1)リピート

「音1」があるときの「動き1」を、音がない「動き2」がリピートする。「動き2」は「音1」を内在するだろうか?

「動き3」があるときの「音3」を、動きがないときの「音4」がリピートする。「音4」は「動き3」を内在するだろうか?

(2)問いと答え

「音1」のある「動き1」の問いに、「音2」のある「動き2」が答える。

答えは、問いの特徴をリピートするには違いないが、主体的に特徴を捉えて結論を出す。





【報告】











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