日本音楽即興学会 JASMIM

The Japanese Association for the Study of Musical IMprovisation
Language:
  • 日本語
書籍:
  • 文化中心音楽療法
    著者:ブリュンユルフ スティーゲ (著)
    翻訳:阪上 正巳 (監修, 監修), 井上 勢津 (翻訳), 岡崎 香奈 (翻訳), 馬場 存 (翻訳), 山下 晃弘 (翻訳)
  • 即興音楽療法の諸理論〈上〉
    著者:ケネス・E. ブルーシア (著), Kenneth E. Bruscia (原著)
    翻訳:林 庸二 (翻訳), 岡崎 香奈 (翻訳), 生野 里花 (翻訳), 八重田 美衣 (翻訳)

文献:

書籍名「文化中心音楽療法」

記載:2018年03月30日

社会変革をも視野に入れた、まったく新しい音楽療法像、“文化としての音楽療法”が鮮やかに浮かび上がる。現代音楽療法界のオピニオンリーダーが長く温めてきた構想を精緻に描ききった斬新な理論書。

内容紹介
文化参加および文化運動としての音楽療法とは?

現代音楽療法界のオピニオンリーダー、B・スティーゲが長く温めてきた構想を精緻に描ききった斬新な理論書。
社会変革をも視野に入れた、まったく新しい音楽療法像、すなわち〈文化としての音楽療法〉が鮮やかに浮かび上がる。

内容(「BOOK」データベースより)
社会変革をも視野に入れた、まったく新しい音楽療法像、“文化としての音楽療法”が鮮やかに浮かび上がる。現代音楽療法界のオピニオンリーダーが長く温めてきた構想を精緻に描ききった斬新な理論書。

レビュー
本書は、音楽療法における第五の勢力―文化中心性―の到来を告げるものである。(中略)この勢力は、音楽や治療、そして音楽療法それ自体の本質に関する、コンテクストに組み込まれていない一般化のウソを暴き出すものとなるだろう。またこの勢力は、音楽的・非音楽的、臨床的・非臨床的なあらゆる相互作用が、つねにずっと大きな、しばしば見過ごされてきた知覚やコミュニケーションの枠組みの中にあることを思い出させるであろう。文化中心的であるということは、歴史という枠組みや環境という枠組み、民族性という枠組み、言語という枠組み、そして瞬間瞬間の相互作用を通して個人個人のあいだに発展する終わりのない移行的な枠組みが存在する、ということにいつも自覚的であることである。 –ケネス・ブルーシア「序文」より

著者について
ソグン・フィヨルダーネ大学(ノルウェー)音楽療法教育プログラム初代コーディネーターを経て現在、ベルン大学音楽療法科準教授およびコースリーダー。ノルウェー認定音楽療法士、Ph.D。「コミュニティ音楽療法」という概念の創始者の一人であり、「文化」や「共同体」をキーワードにいわゆる「エコロジカルな実践」を行なっている。『北欧音楽療法誌』(Nordic Journal of Music Therapy)編集主幹。音楽療法の電子ジャーナル『Voices:音楽療法のための世界フォーラム』編集長(キャロライン・ケニーとの共同編集)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スティーゲ,ブリュンユルフ
ソグン・フィヨルダーネ大学(ノルウェー)音楽療法教育プログラム初代コーディネーターを経て現在、ベルン大学音楽療法科準教授およびコースリーダー。ノルウェー認定音楽療法士、Ph.D.。「コミュニティ音楽療法」という概念の創始者の一人であり、「文化」や「共同体」をキーワードにいわゆる「エコロジカルな実践」を行っている。『北欧音楽療法誌』(Nordic Journal of Music Therapy)編集主幹。音楽療法の電子ジャーナル『Voices:音楽療法のための世界フォーラム』編集長(キャロライン・ケニーとの共同編集)

阪上/正巳
1983年、金沢大学医学部卒業。1989‐1990年ウィーン大学精神医学教室に留学。同時にウィーン国立音楽大学音楽療法科聴講生として学ぶ。国立精神・神経センター武蔵病院医長を経て、国立音楽大学教授。医学博士。精神保健指定医

井上/勢津
学習院大学文学部哲学科卒業。東京音楽大学を経て、ノルウェー歌曲研究のため、ノルウェー国立音楽大学に留学。ソグン・フィヨルダーネ大学音楽療法コース修了。ノルウェー政府認定音楽療法士。東邦大学非常勤講師。2005年から2年間、国立音楽大学音楽研究所音楽療法研究部門研究員を務めた

岡崎/香奈
英国王立音楽院ピアノ科卒業。1989年ロンドン、ノードフ・ロビンズ音楽療法センター卒業。1998年秋よりニューヨーク大学大学院音楽療法学科博士課程在籍。大学院専任助手として勤務し、同大学院修士課程において教鞭を取る。現在、洗足学園音楽大学准教授。米国・英国認定音楽療法士。日本音楽療法学会認定音楽療法士。日本音楽療法学会評議員

馬場/存
東京大学工学部を経て1993年、慶應義塾大学医学部卒業。大学時代よりジャズピアノと作曲を開始、医学部在学中より放送業務用BGMの作曲・演奏に従事。医学部卒業後、精神科医として研修の後、慶應義塾大学大学院で音楽の幻覚を研究(臨床精神病理学)。並行して作曲・演奏活動も続ける。大学院修了後、国立音楽大学教授村井靖児氏(当時)の下で音楽療法を学ぶ。国立音楽大学、聖徳大学非常勤講師を経て、東邦音楽大学特任准教授、東京音楽大学講師。精神科病院とクリニックにて精神医療と音楽療法を行う。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会認定精神科専門医、日本音楽療法学会認定音楽療法士。2003年4月、Sony Musicより、オリジナルピアノ曲を収めたアルバム「re*me~リ・ミー~」をリリース。CM音楽やウェブ・ムービー挿入歌の作曲なども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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