日本音楽即興学会 JASMIM

The Japanese Association for the Study of Musical IMprovisation
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大会の挨拶

世話人代表、大会長の若尾 裕です。

昨年、発足から2年経ち、会立ち上げの時の仮の世話人の任期も終わり、最初の世話人選挙を昨年実施しました。今回の第3回の大会は新しい世話人態勢のもとでも初めての大会となります。選挙に際しましては、会員の正確な把握など、さまざまな問題に直面し、あらためて会組織の運営のたいへんさを再認識いたしました。

さて、今回のテーマは、「音楽即興と言葉:演奏者/研究者の境界を超えて」となりました。設立大会から毎年、即興音楽という、言わば不定型なものをどう評価するかという話題が取り上げられてきました。今回のテーマに至る議論のなかで、即興演奏のコンテストの催しも検討されました。しかしながら、学会という組織の様態から考え、このコンテスト案はさまざまな困難があるという結論に達し、それにかわって演奏者が演奏にまつわる問題を言葉で表し、研究者とともに共通する言葉を探りつつ議論するラウンドテーブルを設けることにしました。会員の皆様が演奏者/研究者の境界を超えて様々に音楽即興について探求できる場となることを期待しております。

このテーマに関して3名の方に講演をお願いすることになりました。音楽評論家の佐々木敦さんには、今年出されたばかりの即興についての新書にかかわったホットな話題を、現代哲学者の市田良彦さんには、新しい哲学から見た即興音楽の意味について、会員の映像人類学者の柳沢英輔さんには、氏が長くフィールドワークをしてこられたベトナムのゴングの音楽文化について、それぞれお話いただきます。

どうか今回も有意義な会となりますことをいのります。


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